夏休みもあと少し!子供が喜ぶお出かけスポット『石川県ふれあい昆虫館』
夏休みもいよいよあとわずか
夏休み最後の週末どこに行こうかお悩みの方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで虫好きの方やお子様にぜひおすすめしたいのが
お隣、石川県にある『石川県ふれあい昆虫館』です
国内外の貴重な昆虫の展示をはじめ
文字通り昆虫たちと触れ合うことのできる体験型博物館です
館内に入るとまず世界各地の珍しい昆虫達の標本展示室があります
世界のカブトムシやクワガタ、南国の美しいチョウの標本に
驚きの声をあげながら進むと、石川県の昆虫の生態展示スペースや
期間限定ではありますが、夏恒例カブトムシハウスがあり
一つ目のふれあいスポットとなっています
つづく昆虫ウォッチングの通路ではナナフシやコノハムシなど
普段図鑑でしか目にしたことのないような
珍しい昆虫の生態を観察することができます
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二階へとつながる通路にもなっているチョウの園は
350㎡の広い温室で一年中花や緑あふれる美しい空間です
この中には常時10種1000匹ものチョウが放し飼いになっており
南国ムードいっぱいのまさにチョウの楽園です
途中にはチョウたちのお食事台があり、口のストローを伸ばして
みつを吸う姿を近くで観察することができます
チョウの園をぬけ二階に上がると休憩コーナーがあります
私達が訪れた日はここで標本作りのレクチャーがありました
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なんと、その日の朝捕まえた生きているバッタを標本にするまでを
学芸員さんが丁寧に説明してくださいました
少し衝撃的な場面もありましたが
見ていた子供達の目は真剣そのもの
学芸員さんが『100年後の環境がどう変化しているかはわからない
でも、100年前のこの場所にこのバッタが住んでいたという事実を
伝えるために標本作成は重要なのだ』と教えてくださいました
この他にも夏の特別企画として『特集 キケンな虫』展や
ナナフシやゾウムシなど数種類の昆虫に触れられるスペース
博物館周辺の散策なども含めれば半日以上
たっぷりと楽しむことができます
また、毎週土曜日には『虫たちのお食事タイム』
日曜日には『館内うらがわ探検』があり
季節ごとの企画展示やイベントも開催されますので
何回訪れても楽しめる場所です
ところで、日本は国土に占める森林面積が
世界第3位の森林大国なのですが
カブトムシやクワガタといった子供が大好きな昆虫の住める環境は
年々少なくなってきているそうです
その原因の一つに彼らが繁殖や生活の場としてきた
雑木林の減少が考えられています
雑木林はもともと人間が薪や炭を得るために
植樹したり手入れをしてつくった森なのですが
開発により雑木林自体の面積が減少したり
人の手が入らなくなったことにより荒れ
整備されないままの森が増えてしまいました
余分な枝を枝打ちせず、つる植物が生い茂る森では
カブトムシやクワガタは上手く飛び回れないそうです
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ぜひ一度お子様と昆虫採集に出かけてみてください
その時捕まえた虫のお話だけでなく
雑木林や森についても親子でお話してみると
子供達の心の片隅に
『森と昆虫と人間のつながり』が残ってくれるかもしれません