1月25日は『天神様』 掛け軸はどこに飾ろう?
1月25日は天神様の日でした
福井県や富山県ではなじみのある行事ですが全国的には限られた地域に伝わる珍しい行事のようです
福井県では男の子誕生の際に母方の祖父母から菅原道真公の掛け軸を贈るというのが一般的で
年末12月25日頃から年明け1月25日にかけて床の間に掛け軸を飾り
1月25日には尾頭付きの焼きカレイをお供えします
富山県では掛け軸の代わりに木彫の菅原道真公のお人形を飾る風習もあるそうです
掛け軸もお人形も床の間に飾るのが一番しっくりきますが
間取りの問題や、ライフスタイルの変化によりそもそも床の間はいらないとお考えの方も多く
最近は床の間がない住宅も増えてきています
では、床の間のない住宅では掛け軸などはどのように飾ればいいのか…
床の間のない和室や洋室でも簡単に床の間のようなスペースを作る方法として『置き床』があります
可動式で、高さ5~10㎝ほどの大きなまな板サイズの板なのですが
畳やフローリングの壁際に設置することで簡単に床の間ができあがります
掛け軸を飾り付けた際に、一緒にお花や骨董品を置いても素敵です
置き床を利用することで、天神様のように季節が限定される物を飾る時以外は収納でき便利です
もちろん、床の間は室町時代から続く日本建築、残していきたい文化です
伝統的な和室や茶室をお考えの際のも是非弊社にご相談ください