今日よりもっと暮らしよく 3 ― 優しく暮らす我が家の整え方 ―
第3回 「広すぎず、狭すぎない」〜高齢者向け便利な生活動線の整えかた〜
適度に体を動かしつつ、無理なく快適に暮らすには
効率的な生活動線を整えることが大切です
-
キッチンの配置を見直す
キッチンは壁向きよりも対面式にすることで、作業しながらも家族との会話がしやすくなります -
また配膳や食後の片づけもスムーズに
- 作業される方の身長にあった作業台の高さで姿勢もラクに作業できます
- ゴミを置く場所の工夫でゴミの始末も簡単に
-
生活の中心を1階にまとめる
階段の昇り降りが負担に感じる場合、1階に生活の中心をまとめる方法も選択肢の一つです -
もし階段を避けられない場合でも、手すりを設置することで、安全・安心な移動が可能になります
-
無駄な動きのない動線
物を取りに行く動きが無駄にならないように、よく使うものは使う場所の付近に配置しましょう -
洗濯物は洗う・干す・たたむ・しまうの動線が一続きになるように工夫しましょう
-
手すりやスロープを設置
移動が不安な場合は、部屋の中に手すりやスロープの設置を検討しましょう - 玄関回りやお風呂場・トイレの手すりも忘れずに
生活動線を見直すうえで重要なのは、必要な動きがスムーズにできることです
かといってすべてを身近にまとめすぎると身の回りがごちゃごちゃして危険なことも
すっきりとした空間で何がどこにあるのか分かりやすいと気持ちよく安全に過ごせます
福井の冬は、寒さや雪でお出かけしたくてもなかなか難しいことも
だからこそ生活動線を整え、室内でも効率よく適度に体を動かして心と体の健康を心がけましょう
次回は、「リフォームは整理整頓の絶好のチャンス!!」
すっきりと快適に暮らすためのリホーム時の整理整頓術をご紹介します
リフォームで日々の暮らしをもっと楽しくに、快適にしていきましょう